生きかたを変える

松谷みよ子『龍の子太郎』の名言から、無理せず自分ファーストでありながら人の役にも立てるようになる

『龍の子太郎』の名言

おらはじぶんのからだをなげだしてもいいから、みんなの役にたつようなことをやりたいんだって、おかあさんにはなすんだ。

『龍の子太郎』から変えられる行動

「人の役に立ちたい!」と色々活動をしているけどうまくいかない人が

  • 自分自身のことをまず考えるようになる
  • 無理せずマイペースでできるようになる
  • 人に感謝されるようになる

【この名言についてはこちらのブログにも書いています】

『龍の子太郎』のあらすじ

怠け者で誰かのために働くことが大嫌いな龍の子太郎は、毎日食べて遊んでばかりいました。

 

 

ある日死んだと聞かされていた母親が、実はどこか遠くで生きているかもしれないと一緒に住んでいるばあさまより打ち明けられます。

 

太郎の母親は龍の姿に変えられていてどこか遠くの池にいるということしか分からないのですが、太郎はそれでも母親を探しに行く決心を固めます。

龍

 

同じ頃に、同じ村の友達、あやが黒鬼にさらわれるという事件が起こります。

太郎はあやを救うために、イノシンの母親や天狗の助けを借りて力をつけ黒鬼を退治してあやを救い出します。

黒鬼

そして黒鬼が貯めこんでいた米や金銀の財宝や水源も開放します。

 

昔は豊かであった村が黒鬼に支配されていたことで、ひもじい生活を余儀なくされて苦しんでいた村人たちから大歓迎を受けます。

太郎の村では見たことも食べたこともないご馳走を次々に出されて太郎はとても感動します。

 

しかし、同時に自分の生まれ育った村がいかに貧しくて不便であるかを実感して太郎は悲しくもなるのです。

 

さらにこの先で出会う水がなく米を作れない貧しい百姓たちに会うことで、太郎は何とかしてあげなくてはと思うようになりました。

 

 

そして、冒険の末に太郎は竜になった母親に会うことができました。

そして、母親に「山を切り崩して新しい土地を作る」決意を話します。

田んぼ

 

龍の母親としては自分の住処が失われることになるのですが、息子の思いに応えて協力することにしました。

太郎を背中に乗せて、自らの体を岩山にぶつけて傷だらけになりながらも山を切り崩していき、水をあちこちの村の田んぼに開放することができました。

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名言の状況

太郎は母親を探しに行く途中で、‟にわとり長者”と呼ばれる金持ちの家の広い田んぼで稲刈りの手伝いをしました。

手伝いのお礼として背負えるだけの稲の束を受け取ることができ、力持ちの太郎は刈り取った全ての稲を背負うことができました。

 

その稲の束をかついで歩いていくと、水もなく米を食べたことのない貧しい村人たちに会い、稲をくれてやりました。

米俵

 

しかし、この村だけでなく、あちこちに米を作れない村があると聞きます。

 

山に囲まれた村では米を育てることのできる量の水を田んぼに引くことができません。

 

太郎はこの先にあるでかい湖に龍が住んでいると聞き、もしかしたら母親かもしれないと期待します。

 

そして、もし母親に会えたら「山を切り崩して湖の水を田んぼに引いてあげたい」という思いを持つようになりました。

 

そして、母親に会えたことで、その思いはさらにつよくなりました。

太郎が思いを強くしたのはは母親が龍になってしまったいきさつを聞いたからです。

 

 

山仕事の男達の料理番をしていた母親がお腹が減って、用意してあった魚3匹を食べてしまいました。

イワナ

自分のことしか考えなくて誰かがひもじい思いをするのは 貧しい山の生活では許されないことであり、もはや人間ではいられないのです。

 

 

太郎もそのことに憤慨して、もし魚が100匹あれば誰もひもじい思いをしないし、攻められたりもしない。

 

豊かな村を作って皆を幸せにしてあげたいと今まで怠け者で自分のことしか考えてこなかった太郎が初めて誰かの役に立ちたいと思うよになったのです。

ガッツポーズ

名言の本質

ほとんどの自己啓発の本には、他の人を幸せにするには「まず自分が幸せであること」と書かれています。

自分が幸せでないと、周りの人を幸せにできない。

 

それは私もそう思います。

自分が幸せな人は心に余裕があり、他の人のことに気を配ることができます。

幸せな家族

ところが、自分が幸せではないと思っていると心の余裕がなく、他の人のことなんかに構っていられないと思ってしまいがちです。

 

 

これに沿えば、他の世界のことも知らずに自分の村の中で自由に自分のことだけ考えてきた太郎は幸せだったのでしょう。

 

 

 

ところが、母親を探す旅に出たことで、井の中の蛙だった太郎は自分の村がいかに貧しいのかを実感でき、さらにもっと貧しい人たちがいることも知って悲しくなりました。

 

 

太郎にはあやという信頼できる友達もいて母親にも会うことができました。

 

自分はもう十分幸せだから、こんどは周りの人たちを幸せにしてあげる番だと命をかけてまで山を切り崩して水を開放する決心をするのです。

湖

行動の応用

人の役に立ちたい!!という思いが強く、ボランティアとか色々やってみたけどイマイチうまくいかなかったという人は考えてみてください。

 

それは無理をしていませんでしたか?

あなたは幸せでしたか??

 

 

まずは自分自身が幸せで十分満たされていなくてはいけません。

自分自身に満足していないのに、人の役に立とうとしても疲れてしまい続かないでしょう。

 

例えば、自分の健康や家族を無視してまでボランティアをやろうとしても、体を壊すか家族に出ていかれたりするかもしれません。

 

 

まずは、自分自身のことを第一に考えてください。

そして、何ができるか考えてみてください。

どんな小さいことでもいいんですよ。

募金

『龍の子太郎』の他の名言

『龍の子太郎』の他の名言

金も銀も玉も、のう、とうといもんじゃが、わしらひゃくしょうには、この水がなによりのたからじゃ。

黒鬼を退治したことで、黒鬼が貯めこんでいた宝や米を村人たちに開放することができました。

そして黒鬼の所有していたものに”沼”もあったのです。

今までこの沼を押さえられていたために村人たちは農業をすることができずにひもじい思いをしてきました。

 

金銀財宝もありがたいですが、百姓たちにとっては水はそれの何倍の価値もあるのです。

人によって価値観は大きく違いますね。

 

『龍の子太郎』の他の名言

じぶんのことしか、かんがえることができなかったおかあさんは、もう、人間ではいられなかったのだよ・・・・

太郎の母親は、人のために用意してあった魚を3匹食べてしまったことで龍になってしまいました。

具合が悪かったとはいえ、人の分まで食べてしまえばその人がひもじい思いをしてしまいます。

そんなことは貧しい村の中で許されなかったのです。

 

魚3匹で龍にされてしまうほど、貧しい生活だったいうことですが、だからこそ協力していかないといけないということかもしれませんね。

 

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