それしかないわけないじゃない!
物事を決めつけて一つのことしか考えられなくすぐ行き詰ってしまう人が
- 色々な選択肢があることに気がつく
- あいまいさを認めることができる
- 色んな方向性の将来を考えられる
『それしかないわけないでしょう』のあらすじ
『それしかないわけないでしょう』
作・ヨシタケシンスケ
白泉社
ある日、お兄ちゃんから「みらい」は大変なことにしかならないという話を聞いた女の子は
ガーーン
とショックを受けて落ち込んでしまいます。
おにいちゃんが言う「みらい」とは・・・・
- 人が増えすぎちゃって、みんなお腹が空いている。
- 病気がたくさん流行って、戦争が起こってみんな悲しむ。
- 宇宙人が地球に攻めてくる。
ショックを受けた女の子はおばあちゃんの部屋にとぼとぼ向かっていきます。
そんな女の子におばあちゃんは言いました。
たいへんなことだけじゃなくて、たのしいことやおもしろいこともたーーくさんあるんだから!
悲惨な未来だけじゃなくて楽しい未来もあることに女の子は気が付くのです。
名言の状況
おばあちゃんと話して、色んな未来を選択できることに気がついた女の子が言った言葉です。
名言の本質
この言葉から分かることは、「固定観念をもたない」「色んな側面から見てみる」ということですね。
大人になると子どものころの頭の柔軟さが失われてしまいます。
- 頭が固くなって一つのことに決めたがる。
- 他にも選択肢があるはずなのに、決めつけてそれ以外を考えようとしない
- とにかく白黒つけたがる。
知らず知らずのうちにこんな大人になってはいませんか
それは今まで生きてきた経験や体験、教えられた考え方などがかなり影響しています。
方法が一つしかないと諦めてしまうと、そこで行き詰ってしまいどうしようもなくなってしまいます。
他にできることや別の方法を考えてみたら、それだけでも気がすごい楽になると思いませんか?
行動への応用
何かに行き詰ったり「もうだめだ!」と思ったらちょっと考えてみましょう。
本当にそれだけしか道はないのですか?
大人は「好き/嫌い」「良い/悪い」「敵/味方」と二者択一に決めたがりですが、その中間もあってもいいのではないでしょうか?
- なんともいえない
- わかんない
- いいかもしれない
- どっちともいえない
- すらい!(好きと嫌いの中間)
こんなあいまいさがあってもいいんじゃないですか?