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『ロビンソン漂流記』を読めば、今の置かれている状況がどれだけ悲惨でも希望の光を見つけられるようになる

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『ロビンソン漂流記』の名言

こう書いてみると、ひどくみじめな身の上も、いつもなにかしら自分をなぐさめ、希望の持てることがあると分かった。

『ロビンソン漂流記』から変えられる行動

今の境遇に不満しか持っていないネガティブな人が

  • 良いところを見つけられるようになる
  • ポジティブになれる
  • 希望や光を見つけ、前向きに活動できるようになる

『ロビンソン漂流記』のあらすじ

ロビンソン・クルーソーはイギリスの良家の三男として生まれました。

父親はロビンソンを法律家になってもらいたく教育を受けさせていたのですが、彼は船乗りになりたいとずっと思っていました。

 

もちろん家族には反対されましたが、ロビンソンは18歳の時に家出してロンドン行きの船に乗り込みます。

 

 

しかし、これが悲劇の始まりになるのでした。

嵐と船

 

ロビンソンはアフリカ行きの船に乗り込んだものの、海賊に襲われて奴隷にされてしまいました。

二年ほど奴隷として扱われ逃げ出しますが、猛獣がうようよしている島にたどり着いてしまいます。

奴隷

 

何とか生き延びて、ブラジル行きの船に乗せてもらうことができました。

 

ブラジルでは農園で働いて大金持ちになりましたが、やはり海に出たくなり奴隷船の監督としてギニアに向かいます。

 

しかしまたも途中に暴風雨に遭い、船は難破して無人島にたった一人でたどり着きます。

難破船

 

 

船が沈まないうちに何往復もして、積み荷や食料、資材をを運び出しました。

そして、小高い山に登ってみるとこの島は海に囲まれた孤島であり、鳥やウサギ、ヤギなどの動物はいるのですが、人が住んでいる気配はありませんでした。

 

とりあえずの拠点として、斜面にテントを張り、船から連れてきた1匹の犬と2匹の猫と一緒の生活が始まります。

 

無人島

どうやらこの島は船の航路から外れているらしくて立ち寄る可能性も低そうですが、食べ物は動物を殺したり森に行けば手に入ります。

 

時間は無限にあるので、ロビンソンは少しずつ生活環境を改善していきます。

そしてそのまま島に流れついてから23年が過ぎました。

 

 

 

ある夜ロビンソンは海岸に灯りがついているのが見えました。

遠くから望遠鏡で見てみると、たき火の周りに9人の原住民が座っていました。

原住民

 

朝になってたき火跡に行ってみると、人の肉や骨が散らばっていて、彼らは人を食べる人食い人種であることが分かり、ロビンソンはいつか自分も襲われるのではないかと恐怖を感じました。

 

しかし、何事もなく何日か経った日に、例の人食い人種たちが二人の男を捕らえて陸に上がってくるのを見つけました。

 

男のうち一人は棒で叩き殺されてしまいましたが、もう一人は隙をついて逃げ出しロビンソンのいる方へ向かってきました。

ロビンソンは追ってきた人食い人種たちを銃で追い払い、逃げてきた男を介抱してフライデーと名付けました。

フライデーは真面目で忠実で、ロビンソンにとってはこれ以上ないよくできた召使になりました。

 

 

 

それからさらに何年か経ち、フライデーと一緒に本格的に島から脱出する方法を考えます。

3か月がかりで立派なボートを作り上げたところに、新しい人食い人種たちがスペイン人たちを捕らえて島へやってきました。

 

ロビンソンたちは銃で人食い人種たちを襲撃してスペイン人たちを救出します。

 

その中になんとフライデーの父親がいたのです。

 

彼らが言うには人食い人種の国にはまだ捕らえられているスペイン人が14人もいるので、彼らを解放できればこの島から脱出できる方法が分かるかもしれない。

 

そこで、十分な食料を確保したうえで、フライデーの父親ともう一人のスぺイン人で人食い人種の国へ向かいました。

 

彼らを待っている間に、なんとイギリス船が島にたどり着きました。

船

 

船の中からは捕虜と船員たちが出てきました。

隙を見て捕虜たちに話を聞くと、部下が反乱を起こして船長たちは捕虜になったそうです。

 

 

この船でイギリスまで乗せていってもらうことを条件に、反乱者たちを銃で襲撃して船長たちを解放することができました。

 

 

そして、28年2ヶ月ぶりにロビンソンは島を脱出しました。

 

 

長い航海を経て、ロビンソンは35年ぶりにイギリスへ帰ることができました。

 

以前の資産やブラジル農園の権利を取り戻すことができて、結婚して子供ももうけたロビンソンは生活に満足していたのですが、また船乗りの血が騒ぎだします。

 

周囲の反対を押し切って、ロビンソンは甥と一緒に船に乗ってかつての島を目指して旅立ちます。

 

名言の状況

無人島にたどりついて、ロビンソンは自分に起きたことを嘆いています。

でも、時間だけはたくさんあったので、気持ちを落ち着けようと状況を書き出してみました。

 

みじめな身の上を嘆くことから、自分を解放したかったのです。

悪い点

こんな恐ろしい無人島に流れついて、自分は救われる見こみもないこと。

良い点

だが、船に乗っていた仲間の全員がおぼれ死んだのに、自分だけは生きていること。

悪い点

世界中の人間のうちで、わたしだけがこんなみじめな目にあっていること。

良い点

だが、十一人の仲間のうちでわたしだけが助かったこと。

悪い点

人間の世界からひとり引きはなされてしまったこと。

良い点

だが、不毛の地で、食べ物もなく、飢え死にするというわけではない。

悪い点

服がないこと。

良い点

だが、暑い気候の土地で、たとえ服があっても着ていられない。

悪い点

人間や獣に襲われても、抵抗する武器がないこと。

良い点

だが、アフリカの沿岸で見たようなどう猛な獣は、この島にはいない。

悪い点

だれもなぐさめてくれる話し相手がいないこと。

良い点

だが、神さまが船を海岸近くにおし流してくださったので、たくさんの必要な品じなを運びだすことができた。

名言の本質

ロビンソンは自分の境遇をこうやって書き出してみると、希望があることがたくさん分かりました。

 

そして、ロビンソンは自分の境遇を見直しました。

 

ただ船が流れついてくることを期待して海を眺めているのをやめて、今の生活をできるだけ暮らしやすいものに変えるべく頭をフル回転させていきます。

 

自分が置かれている状況を嘆いているだけでは何も変わりません。

まずはロビンソンのように書き出してみると、意外に光が見えてくるものではないでしょうか。

行動の応用

ロビンソンの書き出した「悪い点」と「良い点」を見ると共通点がありました。

 

 

それは「だが」という言葉です。

 

「だが」は言い訳にも使われるようにどちらかといえばネガティブなときに使われがちですが、ネガティブをポジティブにも変えることができるんですね。

 

  1. まずは自分の置かれている悪い状況を書き出してみる。
  2. その上で、「だが」をつけて良い点を考えてみる。

 

たったこれだけのことで、自分の置かれている状況は不幸ではない。

「いい点や幸せなこともたくさんあるんだな」と気づくことができますよ。

『ロビンソン漂流記』の他の名言

『ロビンソン漂流記』の他の名言

わたしだって、いつあなたのような立場にならないともかぎりませんからね。

クルーソーを島からブラジル行きの船に乗せてくれた船長の言葉です。

ロビンソンはお礼に持っているもの全てを差し上げたいと願い出ましたが、船長には拒否されました。

 

「もし、何も持っていなければブラジルで飢え死にするかもしれません。そうなったらなんのためにあなたの命を救ったのか分からなくなりますからね。」

 

困ったときはお互い様ということですね。

 

【この名言についてはこちらのブログにも書いています】

 

『ロビンソン漂流記』の他の名言

だが、なにごともあきらめてはいけないと学んだいまでは、船のどの部分でも運べば役に立つのだから、できるだけこわして運ぼうと決心した。

 

漂流してきた難破船の中から使えるものを取り出そうとするも、砂がいっぱいつまっていて中に入ることすらできません。

しかし、時間はかかっても知恵と努力でどうにかなってきた経験から少しずつがんばって解体を進めていきます。

 

『ロビンソン漂流記』の他の名言

苦難の日に、わたしを呼びなさい。わたしはおまえを助け、おまえはわたしをたたえるだろう。

聖書の言葉です。

ロビンソンが体調を悪くしてしまった時に、「たばこが大抵の病気を治す」と言われていたのを思い出してたばこを自作しようとします。

しかし、どのようにタバコを作っていいのか全く分かりません。

 

たばこを作るのに手間取っている間に聖書を読んでみると、この言葉がありました。

この言葉に勇気づけられてなんとかたばこを自作して寝て起きたら前よりずっと体調がよくなっていました。

 

昔から伝えられている聖書の言葉はやはり重みがありますね。