人間関係を変える

『何者』を読んでSNSの投稿を見直して人の投稿には本音を探すようにすると人間関係も良くなります

『何者』の名言

「だから、選ばれなかった言葉のほうがきっと、よっぽどその人のことを表してるんだとおもう」

変えられる行動

SNSの反応が気になったり、他の人の投稿を気にしてばかりいる人が

  • 自分の投稿に気を配り自信がもてるようになる
  • 相手の投稿の内容を表面だけでなく本音も気にかけられるようになる
  • 人間関係を良くすることができる

『何者』のあらすじ

【登場人物】
二宮拓人
『何者』の主人公。御山大学社会学部で演劇部に所属している。人間の観察能力が高く、細かいことに気が付く性格。
神谷光太郎
拓人とルームシェアをしている大学生。御山大学社会学部。バンド活動をしていて明るい性格。コミュニケーション能力が高く、のらりくらりしてるように見えて着実に就活で結果を出している。
田名部瑞月
帰国子女で御山大学社会学部。光太郎の元カノ。米国でインターンシップを経験していて、大人締めな性格。母親との関係に悩んでいる。
小早川理香
拓人と光太郎の部屋の上の階に住む大学生。御山大学外国語学部国際教育学科。瑞月の友人で、恋人の隆義と交際三週間目ながら同棲中。最も就職活動に熱心で、エントリーシート記入、名刺作成やOB訪問などを積極的に行う。面接やSNSなどの表の言葉と実際の本音とのギャップが大きい。
宮本隆良
拓人と光太郎の部屋の上の階に住む理香の彼氏の大学生。みんな一斉に行う就職活動の様子に批判的で、就職はしないと言っていたが、密かに隠れて就職活動を行っている。
サワ先輩
拓人とがよく世話になっている大学院生。SNSなどを一切やらず用があるなら電話で話すというタイプ。
銀次
拓人と同じ演劇部に所属していた。自分のやりたいことをやりたいと大学を辞めて、小劇団を設立して活動中。
就活を通して、これらの登場人物たちの心情や行動を描いて物語が進んでいきます。

誰かの面接やSNS上での建前と裏での本音が、他の人物に影響を与えたり複雑な思いになったりと人間関係が変化していきます。。

一人また一人と内定者が決まっていくとそれを妬む者や抑えていた本音が表に出てきて、ようやく自分が「何者」であるのかを考え直すのです。

就活男子
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名言の状況

拓人が隆良とバンド活動に精を出しているギンジのSNSの発信する表現が似ているから、二人は似ていると以前サワ先輩に言ったことがあります。

そのことを思い出したサワ先輩が拓に言った言葉です。

 

「いくら使っている言葉が同じでも、いくらお前が気に食わないって思うところが重なったとしても、ふたりは全く別の人間なんだよ」

 

さらにサワ先輩は以前拓人がSNSについて言ったことに対して話を続けます。

「メールやツイッターやフェイスブックが流行って、みんな、短い言葉で自己紹介をしたり、人と会話をするようになったって。だからこそ、その中でどんな言葉が選ばれているかが大切な気がするって」

 

しかしサワ先輩はそのことには「違う」と言い切ります。

「だって、短く簡潔に自分を表現しなくちゃいけなくなったんだったら、そこに選ばれなかった言葉のほうが、圧倒的に多いわけだろ」

「だから、選ばれなかった言葉のほうがきっと、よっぽどその人のことを表してるんだとおもう」

「たった一四〇字が重なっただけで、ギンジとあいつを一緒に束ねて片付けようとするなよ」

スマートフォンのアイコン

名言の本質

以前は自分の本音を言えるツールなんて日記くらいしなかったのに、今は誰でも瞬時に不特定多数に自分の考えを届けられる時代になりました。

 

 

そんなこの時代に生きる私たちが必要なことは“想像力”ではないでしょうか。

  • あの人がつぶやいた言葉はどういう意味だろうか?
  • それは本音?
  • もしかしたら、書いていない箇所から本音を読み取ってほしいのかも?

 

サワ先輩はこんなことも言っています。

「ほんの少しの言葉の向こうにいる人間そのものを、想像してあげろよ、もっと」

行動への応用

忘れがちですが、つぶやいた文字を見ているスマホの向こう側にはつぶやいた人がいるのです。

寝ながらスマホをいじる

どれだけ便利なものが発明されても、根底にあるのは人と人のつながりだと思うのです。

SNSが広く使われることによって、すぐ批判したりクレームのコメントを送る人も多くなってきていますね。

 

今何気なく読んでいるつぶやきや投稿に書かれていない言葉と書いた人のことをぜひ想像してみてください。

それだけでも、人と人が心から繋がれる優しい世界に変わると思うのです。

 

 

『何者』の他の名言

なんでもないようなことを気軽に発信できるようになったからこそ、ほんとうに大切なことは、その中にどんどん埋もれて、隠れていく


生きていくことって、きっと、自分の線路を一緒に見てくれる人数が変わっていくことだと思うの


十点でも二十点でもいいから、自分の中から出しなよ。自分の中から出さないと、点数さえつかないんだから

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