僕は行く先々に必ず太陽を持ち込むんだよ
自分はネガティブで自信をもてないと思っている人が
- ポジティブに考えられるようになる
- 性格が明るくなる
- 自分だけでなく、人も勇気づけられたり励ましたりできるようになる

『フラニーとズーイ』のあらすじ

『フラニーとズーイ』
作・J・D・サリンジャー
訳・ 村上 春樹
『フラニーとズーイ』はグラース家の末っ子である女子大生のフラニーと、そのすぐ上の兄で俳優のズーイとのエピソードを描いた2本立ての小説です。
【フラニー編】
女子大生のフラニーはボーイフレンドのレーンと久しぶりに会うために駅のプラットホームで待ち合わせをしています。
おしゃれなレストランで昼食を取りながら、レーンはフラニーに色々話しかけます。
しかし、今取り組んでいる論文や今後の研究のことを語り続けるレーンに対して、この世のエゴを過剰に感じて演劇を辞めようかと悩んでいるフラニーとの間で次第に会話がかみ合わなくなってくるのです。
やがて、フラニーは会話のずれに耐え切れなくなりテーブルを離れ、店のトイレに駆け込んで倒れてしまいます。
【ズーイ篇】
フラニーが自宅に戻って二日後の朝を迎えました。
フラニーを心配した母親のベシーは、フラニーの兄のズーイに助けを求めます。
ズーイは全身全霊をかけてフラニーに話しかけますが、彼の話は脱線を繰り返して逆にフラニーをますます混乱させてしまうのです。
名言の状況
フラニーの説得のために彼女の部屋を訪れたときにズーイが言った言葉です。
グラース家は他の建物より高いため、とにかく直射日光がさんさんと降り注いでいるのです。
なんでこんなに眩しいの?
なんでこんなに眩しいわけ?
名言の本質
太陽のイメージといったら "ポジティブ"や"前向き"ですよね。
いつ、どんな時でも太陽がそばにあると思えばいつでもポジティブな気持ちでいれますよね。

行動への応用
この名言からあなたの2つを変えられます。
他人を勇気づける
日がさんさんと降り注ぐ部屋で寝ているにも関わらず、それに気がつかないほどフラニーは自己嫌悪で落ち込んでいたのでしょう。
そんな時にこんな言葉を言われたら、ポジティブな気持ちになって勇気づけられませんか?
そして、太陽を背にして後光が差している人はなんとなく神がかっているようにも見えます。

そんな人にこの言葉を言われると気分が明るくなりませんか?
ぜひどうしようもなく落ち込んでいる人がいたら堂々と「僕はいつも太陽を持ち込むんだよ」と宣言してあげてください。
自分自身を勇気づける
そしてズーイも母親のベシーに散々小言を言われ、半ば混乱しながらフラニーの部屋に向かっています。僕が思うに彼自身も妹を説得できるような気持ではなかったと思います。
少し弱気になっていたところですが、妹の前ではそんな態度を見せたくない。
だから自分自身を勇気づけるために前向きな言葉を使ったのだと思います。

何か落ち込んでいる時でも自分には太陽がついていると思えばきっと気分が明るくなりますよ。
ぜひ使ってあげてください!!
『フラニーとズーイ』の他の名言
もしあなたが詩人であれば、あなたは何か美しいことをしなくちゃならない。それを書き終えた時点で、あなたは何か美しいものを残していかなくちゃならない
太ったおばさんじゃない人間なんて、どこにもいやしないんだよ。
その太ったおばさんというのが、実は誰なのか、君にはまだわからないのか?