考え方を変える

梨木香歩『西の魔女が死んだ』から見つけた、相手の全て丸ごとを受け入れる「全肯定」の言葉

『西の魔女が死んだ』の名言

アイ・ノウ(知っています)

『西の魔女が死んだ」から変えられる行動

 
人の考えや意見を否定しがちな人が

  • 自分と違う意見を尊重し、受け入れられるようになる
  • 言葉よりその中身・本質に注目するようになれる
  • 相手の全てを受け入れられる精神を身につけることができる

『西の魔女が死んだ』のあらすじ

中学3年生の少女・まいは授業中に母方のおばあちゃんが亡くなったと聞かされます。

 

迎えに来た母親の車に乗っておばあちゃんの家に向かいながら、まいはおばあちゃんと過ごした2年前のことを思い出しています。

 


まいのおばあちゃんは英国人で、「西の魔女」とまいの母親から呼ばれていました。

まいは2年前に入学した中学校になじめず不登校になり、しばらくおばあちゃんの家で過ごすことになりました。

祖母の家に預けられてすぐにまいはホームシックに襲われましたが、おばあちゃんのあたたかい人柄や自然が豊かな環境を気に入り二人での生活にも慣れてきました。

 

 

ある日、まいはおばあちゃんから「魔女は超能力を使い、訓練すればまいでも使えるようになる」と言われ訓練を始めます。

 

魔女になるために一番大切なことは

  • 「意志の力」
  • 「自分で決める力」
  • 「自分で決めたことをやり遂げる力」

だと教えられ、まず規則正しい生活のスケジュールを自分で考えました。

 

最初は慣れませんでしたが、自分で決めたことをやり遂げると自由な時間がとても有意義に感じられるようになってきました。

 


 

鶏がイタチに殺されたのをきっかけにまいは「死」についておばあちゃんに相談しました。

おばあちゃんは「死ぬということは魂が身体から離れて自由になること」だとまいに話しました。

 

そして、「おばあちゃんが死んだらその証拠を見せてあげる」とまいに約束をしてくれました。


 

しばらくたって、まいの両親がやってきて「単身赴任先で3人で暮らしたい」ということをおばあちゃんに告げました。

 

まいはおばあちゃんから離れたくありませんでしたが、3人で暮らすことを選びました。


 

2年ぶりにおばあちゃんの家に着き、安らかな顔を見てからまいは台所へ向かいました。

 

 

すると、さっきまではなにもなかった窓ガラスに、何か文字が書かれていました。

ニシノマジョ カラ ヒガシノマジョ ヘ

オバアチャン ノ タマシイ、ダッシュツ ダイセイコウ

おばあちゃんはまいとの約束を守ってくれていたのでした。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

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名言の状況

英国人のおばあちゃんの口癖です。

まいが「おばあちゃん 大好き!」というたびに、おばあちゃんは笑ってほほ笑みながら言ってくれます。

名言の本質

アイ・ノウ(I know)って直訳すると「私は知っています」ですよね。

 

この言葉は全てを受け入れてくれる全肯定の言葉だと思うんです。

 

 

「私はあなたの思っていることや考えていることは全て分かっています。」

「だから何でも遠慮なく話してね。」

 

っていう深い意味があるのではないかと思っています。

行動への応用

人から相談されたときに、つい話を遮ったり否定して自分の考えを言ったりしてはいませんか?

 

まずは相手の話を全部聴いて、いったん全てを受け入れてあげる。

そうすることで、相手も心を開いてくれます。

「アイ・ノウ」精神ですね。

 

全てを知っていると思えば、全部受け入れられないですか?

『西の魔女が死んだ』の他の名言

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何が幸せかっていうことは、その人によって違いますから。

成功者はお金や地位があって幸せかもしれないけど、注目されたり騒がれたりして実は不幸かもしれない。

何が自分を幸せにしてくれるのかを探すことが大切ですね。

『西の魔女が死んだ』の他の名言

いちばん大事なことは自分で見ようとしたり、聞こうとしたりする意志の力ですよ

ここでいう「見ること」や「聞くこと」というのは、確認せずに思い込みだけで判断してしまうということではないでしょうか。

 

特に、自分にとって不快なことや耳障りなことは聞きたくないものですが、そこを確認する意思の力が大切ですね。

『西の魔女が死んだ』の他の名言

それに、身体があると楽しいこともいっぱいありますよ。

「身体と魂は別物で一緒になったのがその個人である」というのがおばあちゃんの考え方です。

身体は魂と違って痛いことや苦しいことを経験するけど、楽しいこともたくさん経験できます。

 

日の光を浴びる、木陰で涼しい風を浴びる、思うように動かせたときの喜び・・・

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その時々で決めたらどうですか。

まいが新しい学校に転校しようか悩んでいます。転校は今の居心地の悪い学校からの逃げなんじゃないかと。

おばあちゃんは「自分が楽に生きられる場所を探したからといって、誰に気を使う必要はない」と言ってくれました。

 

シロクマはハワイより北極で暮らすことを選び、サボテンは水中より砂漠で生える。

でも誰がシロクマの生き方にに文句を言いますか?

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